美濃加茂事典
太田警察署(おおたけいさつしょ)
 1877(明治10)年2月、岐阜県は警察機関として各地に警察署及び分署を置くことにした。加茂郡には御嵩警察署の下に細目・加治田の分署と太田・泉の交番所が設置された。この太田交番所が太田警察署の始まりである。のち1879(明治12)年に太田分署、翌1880(明治13)年に太田警察署と名称を変えた。署の建物は、1886(明治19)年に、太田町の中町に建てられた。のち1937(昭和12)年頃、現在、市役所西の中町公園となっている地に新築移転した。太田中町にあった建物は、のち市制合併まで太田町役場として使用され、酒造会社の倉庫として現存している。
【基本図書】『市史/通史編』p642
【図書情報】№1311『写真集 明治大正昭和美濃加茂』p68,70、№22321『中山道太田宿に生きた人々の系譜』p91