美濃加茂事典
成田武羅(なりたたけら)

  1939(昭和14)年、東京に生まれる。1962年、武蔵野美術学校彫刻科卒業。石を素材として、柔らかな曲線と直線が美しい均衡を見せる抽象彫刻を手掛ける。1966~68年、パリ国立美術学校で学ぶ。フランスや西ドイツなどヨーロッパ各地で個展の開催やシンポジウムへの参加を重ねる。帰国後は山梨県甲府市を拠点とする。1991年、東京都庁内に作品を設置。日本美術家連盟会員。     

  1990年の美濃加茂彫刻シンポジウムに参加し、岡崎産の白御影石を使った彫刻《SORI No.118》を制作した。作品は前平公園に設置されている。

【図書資料】№7794『美濃加茂彫刻シンポジウム′90』
【展示情報】企画展2001「「野外彫刻とその制作」写真展」