美濃加茂事典
森達(もりとおる)
 津田左右吉の文明小学校(現在の下米田小学校)時代の先生。朱子学派の漢学者、号は森好斎。当時、校長をしていた森は、津田左右吉の力を見抜き、授業が終わった放課後の時間にも特別に教えを授けた。五経の素読や漢籍を読むことを教わったという。津田が学問の基礎を作ってもらい、自分に一番大きな影響を与えた先生であると述べている。森と左右吉の交流は森が亡くなるまで続いた。早稲田大学図書館に森から津田にあてた『神代史の新しい研究』贈呈への礼状(葉書・大正2年10月23日消印)が残っている。
【基本図書】『市史/通史編』p975~977 
【図書資料】№1695『津田左右吉全集 第21巻』p575、№3488『津田左右吉物語 マンガで読む郷土の偉人伝』p6,7、№3501『市民のための美濃加茂の歴史』94、№18802『津田左右吉-その人と時代-』p4、№21021『没後50年 津田左右吉展』p4,29、№21216『美濃加茂市民ミュージアム紀要 第11集』可児光生「津田左右吉幼少期の教養形成の環境」、No.30784『「子どもの時のおもひで」を読みとく展 -津田左右吉誕生150年-』p.4
【歴史資料】№2472『胸像建立記念誌 津田左右吉博士』p71、№14236『おもひだすまま』
【展示情報】企画展2003「津田左右吉 -その人と時代-」企画展2011「没後50年 津田左右吉展」企画展2023「子どもの時のおもひで」を読みとく展 -津田左右吉誕生150年-」