美濃加茂事典
小川未明(おがわみめい)
 1882(明治15)年、新潟県に生まれる。日本児童文学の父と呼ばれる。早稲田大学英文科に学び、坪内逍遙の指導を受けた。大学在学中から小説を書き始める。逍遙は未明の短編集『愁人』の序文を書いている。大正期からは童話の創作に力を注いだ。「赤い蝋燭と人魚」はその代表作である。1961年没。また、逍遙大賞受賞者の白石加代子が朗読劇「百物語」の中で、「赤い蝋燭と人魚」(13話)として取り上げている。
【図書資料】№1491『坪内逍遙事典』、№16319『小川未明の世界』、№16508『御風と未明 <小川未明文学館特別展展示記録> -平成十八年度-』、№18121『小川未明の東京 -童話作家宣言まで-』、№20618『雪国が生んだ童話作家 小川未明と杉みき子 (平成22年度小川未明文学館特別展展示記録)』