美濃加茂事典
ヌスビトハギ(ぬすびとはぎ)
 道ばたや草地、空き地などに生えるマメ科の植物。在来種。秋に薄赤紫色の花をつけ、2つの連なった実をつける。その実の形を「盗人(ぬすびと)」の足跡に見立てて、名前が付けられたという説もある。実の表面には細かなフック状の毛が生えており、服の繊維などにくっつきやすくなっている。ヌスビトハギやアレチヌスビトハギの実の表面の構造を利用して、面ファスナーが考案された。他の動物などにくっついて移動する「ひっつきむし」の一種。みのかも文化の森の中にも生えているが、場所は限られる。

【図書資料】№27134『守りたい加茂の豊かな自然』
【植物図鑑】№397
【展示情報】企画展2011「おどろき、はっけん みのかもの自然展」