お知らせ
掲載期間 2014/05/21~2015/01/10
第15回坪内逍遙大賞の受賞者発表と記念事業について
 このたび、美濃加茂市は、第15回坪内逍遙大賞を女優の吉永小百合さんに授与することを発表しました。
 吉永さんは女優として日本の映画界で活躍されているばかりでなく、原爆詩の朗読により平和を訴えられるなど広く社会に貢献してこられました。このように芸術・文化の領域のみならず、地道に朗読を続けてこられた活動は、日本の文化の向上を目指して多彩な活動を行なった坪内逍遙の精神に相通じるものがあり、今回の授賞となりました。


記念事業と授賞式は下記のとおりです。

第15回坪内逍遙大賞授賞式と記念事業

期 日 平成27年1月10日(土)
開 場 午前11時30分
開 演 正午
内 容 映画「ふしぎな岬の物語」上映
    授賞式
会 場 文化会館ホール
出演者 授賞式 女優 吉永小百合

入場料 前売・当日共 1,000円
(おひとり様3枚まで購入可)

発売日 チケット発売 平成26年12月13日(土)

発売時間 文化会館/午前9時~
チケットぴあ/午前10時~
チケット取扱場所 文化会館[TEL 0574-25-1108]
チケットぴあ[TEL 0570-02-9999 Pコード553-645]
・チケットぴあでの購入には、手数料がかかります。(詳しくは、チケットぴあのHPをご覧ください。)
・未就学児入場不可。(託児あり…対象は6か月以上、お子様一名につき300円必要で、事前申し込みとなります。)

主催 美濃加茂市 協力/早稲田大学、早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館、坪内逍遥博士顕彰会
問い合わせ みのかも文化の森
TEL 0574-28-1110
FAX 0574-28-1104





◇プロフィール
東京都出身。早稲田大学卒業。
女優。1957年、ラジオドラマ「赤胴鈴之助」の子役で芸能界に入る。1959年、映画「朝を呼ぶ口笛」で映画デビュー。1962年、橋幸夫とのデュエット曲「いつでも夢を」で第4回レコード大賞を受賞、NHK紅白歌合戦にも出場。同年主演した映画「キューポラのある街」では、NHK最優秀新人賞、第13回ブルーリボン賞主演女優賞などを受賞。長年に渡る原爆詩の朗読活動や、ボランティアで広島原爆資料館の音声ガイドを行い、2003年に第15回谷本清平和賞を受賞。2006年紫綬褒章受章。2010年文化功労者。


◇坪内逍遙(本名:坪内雄蔵)
生誕:安政6(1859)年5月22日
没年:昭和10(1935)年2月28日
出身:美濃国加茂郡太田村(現:美濃加茂市太田本町)
明治・大正・昭和の小説家、劇作家、評論家、翻訳家、教育家。
代表作:『小説神髄』『当世書生気質』『桐一葉』、シェイクスピア作品の完訳(『新修シェークスピヤ全集』)など。


◇坪内逍遙大賞について
 美濃加茂市が生んだ日本近代文学の先駆者で、新しい国劇の樹立を目指した坪内逍遙。逍遙の功績を称え、市民文化の向上を図るため、市制40周年を記念して、平成6年度に「坪内逍遙大賞」を制定しました。 平成18年度からは、隔年で実施しており、更に平成19年4月に早稲田大学と「文化交流に関する協定」を締結したことによって、同大賞を美濃加茂市と早稲田大学がそれぞれ隔年で実施しています。

選考について
■選考対象
演劇に関する活動・著作のうち、坪内逍遙の功績を再認識させるような優秀な活動・著作が対象(さかのぼって成果を収めた事柄も含む)。全国を対象とし、個人・団体は不問。
■対象分野
演劇に関する脚本、演技、演出、制作、舞台美術、その他の舞台活動、研究・評論
■坪内逍遙大賞選考委員
 委員長  岡室美奈子  早稲田大学坪内博士記念演劇博物館館長
 委員   伊藤  洋  早稲田大学名誉教授
 委員   菊池  明  元逍遙協会理事長
 委員   竹本 幹夫  早稲田大学教授
 委員   篠田 正浩  映画監督
 委員   坪内ミキ子  女優 坪内逍遙の親族
 委員   日比野安平  美濃加茂市教育長

過去の受賞者(敬称略)
1回目(平成 6年度)歌舞伎俳優 六代目 中村歌右衛門(故人)
2回目(平成 7年度)俳優 島田正吾(故人)
3回目(平成 8年度)声優    加藤道子(故人)
4回目(平成 9年度)劇団    前進座
5回目(平成10年度)狂言師   野村万作
6回目(平成11年度)俳優    小沢昭一(故人)
7回目(平成12年度)俳優    仲代達矢
8回目(平成13年度)歌舞伎俳優 四代目 中村雀右衛門(故人)
9回目(平成14年度)女優    二代目 水谷八重子
10回目(平成15年度)歌舞伎俳優 九代目 松本幸四郎
11回目(平成18年度)能楽師   観世榮夫(故人)
12回目(平成20年度)歌舞伎俳優 二代目 中村吉右衛門
13回目(平成22年度)歌舞伎俳優 十五代目 片岡仁左衛門
14回目(平成24年度)日本舞踊  四世宗家家元 花柳壽輔