私たちの暮らしに欠かせない「食べる」という営み。人は一生のうちに、10万回近く食事をするといわれています。食べることは、ただ生きるためだけでなく、四季折々の味を楽しみ、行事や特別な日の食卓を囲むなど、暮らしの中でさまざまな意味を持っています。また、「いつ・なにを食べるか」は、日々の暮らしや社会の状況と深く結びつき、時代とともに変化してきました。 食材を手に入れ、料理をし、食卓に並べるまでの道のりには、人びとの食への思いとその土地の風土が折り重なり、それぞれの地域の食文化を形作っています。 今回の展覧会では、食をめぐる営みに注目し、かつての食卓や身近な食材を振り返ります。実際に使われていた台所道具や、文化の森のボランティア・伝承料理の会の講座記録、聞き取りの内容を通じて、この地域の食と暮らしに目を向けてみたいと思います。
会期 2025年(令和7年)4月19日(土)~9月7日(日) 休館日 月曜日(ただし祝日の場合は開館し、直後の平日休館) 時間 午前9時~午後5時 観覧料 無料 会場 みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム 民具展示館 主催 美濃加茂市民ミュージアム