美濃加茂事典
コンテンポラリーメダル(こんてんぽらりーめだる)
 美術家・瀬田哲司は、ヨーロッパの伝統的なメダルの形式にとらわれない、新しい形態のメダルの制作を試み、この領域で世界的な評価を得ている。2006(平成18)年に瀬田が教鞭を執る名古屋芸術大学がBAMS(British Art Medal Society)の学生メダルプロジェクトに海外ゲスト校として参加したことが契機となり、ブロンズ(青銅)メダルの制作が始まった。植物を原型にして鋳造する手法で2013(平成25)年からシルバーを素材にしたメダルの制作に取り組む。美濃加茂市民ミュージアムで2023年に開催した企画展「瀬田哲司展」で、シルバーメダル142点、ブロンズメダル156点を展示した。
【図書資料】No.26055「Parallel Worlds Art Medals by Tetsuji Seta」