美濃加茂事典
WOODLAND GALLERY(うっどらんどぎゃらりー)
 美濃加茂市民ミュージアムでの2008年度の企画展「渡辺英司展 図鑑庭園 The Garden of the Name」をきっかけとして、渡辺英司氏が関係する名古屋造形大学彫刻研究室とコラボレーションし、大学の学生や周辺の若手作家が当館のアトリエ棟に宿泊滞在しながら敷地内の森の中で実験的な作品を制作展覧する「野外研究」(2008~09年)を行った。森の中でパフォーマンス、立体の展示、絵画の制作やインスタレーションなどの様々な実験が行われた。2010年、この試みを「文化の森ギャラリー/Woodland Gallery」という数日間の展覧会に発展させた。2010年から2013年まで毎年、春の大型連休の前半3日間に開催。みのかも文化の森敷地内の野外に様々なアーティスト達が集い、壁も天井もないギャラリーをいくつもオープンさせ、美術作品を展示するという設定であった。最初は「文化の森ギャラリー」が主の展覧会名で、英名の副題としてつけられた言葉だったが、2013年には主タイトルとなった。2012~2013年の参加作家数は80名に上った。2014年、「美濃加茂Annual」と改名し、現在も続いている。