美濃加茂事典
漫俳(まんぱい)
 五・七・五の詩形に穿(うが)ちやユーモアを含めつつ生活感情をうたう新文芸。1945(昭和20)年、岐阜へ疎開した岡本一平が加茂郡西白川村(現加茂郡白川町)三川で創始、この地で愛好者を集めて三川漫風吟社を設立。翌年、一平は加茂郡古井村(現美濃加茂市古井町)に疎開し、ここでも太田支社を作った。漫俳は岐阜県下で発行される新聞や雑誌に紹介され、一平が選者となり選んだ投稿句なども連載された。機関誌『漫風』が発行された。
【図書資料】№693『岡本一平の文学と絵画』、№4211『岡本一平展 没後50年現代マンガのパイオニア』、№5870『漫風』、№22093『世態人情を描く 岡本一平展』
【歴史資料】№11956『漫風 第六号』、№11957『漫風 第八集』、№11958『漫風 第14集』
【展示情報】企画展2012「世態人情を描く 岡本一平展」