美濃加茂事典
歌川国芳(うたがわくによし)
 幕末の浮世絵師。寛政9(1797)年、江戸日本橋に染物屋に生まれる。本名 井草芳三郎。歌川広重とは同年の生まれ。 1827年頃に発表した「水滸伝」のシリーズがきっかけとなり人気の絵師となる。初代歌川豊国の門人。武者絵、美人画、役者絵の他、風景画や風刺画などの洋風表現を採り入れ、斬新な構図で描いた。坪内逍遙が歌川派の研究をまとめた『芝居絵と豊国及其門下』の中で、三代歌川豊国との比較に言及している。
【作家情報】歌川国芳
【図書資料】№1714『逍遙選集 第7巻』№9632『七代目団十郎と国貞、国芳 芝居・錦絵・中山道』、№16025『歌川国芳木曽街道六十九次(岐阜県博物館所蔵)-江戸時代の楽しみ上手な文化-』、№22362『北斎・広重・国芳 -浮世絵に見る東海道五十三次・桑名-』
【美術工芸作品】№139《木曽街道六十九次之内 太田》、№1354《木曽街道六十九之内太田》
【展示情報】特別展示2016 岐阜県博物館協会創立50周年記念事業 街道/ネットワーク 特集展示 道を行く企画展2017「絵を通して見る坪内逍遙」