美濃加茂事典
木曽街道六十九次之内(きそかいどうろくじゅうきゅうつぎのうち)
 歌川国芳が手掛けた72枚(宿駅69点に起点の日本橋と終点の京、目録を加えたもの)の揃物の浮世絵版画。宿場の名前や所在地から連想される人物と、風景のコマ絵が組み合わされている。美濃加茂市の「太田」には「仮名手本忠臣蔵」の登場人物・藪医の太田了竹と天川屋義平を描いた。了竹は義平の妻の父。義平は内蔵助の討ち入りの武具を調達していたが、妻は敵方・内蔵助に縁故があったため、義平は離縁を決意する。義平が了竹をつまみ出す場面が描かれている。
【図書資料】№10823『武者絵でたどる木曽街道』、№22124『木曽海道六拾九次之内 歌川広重・渓斎英泉 増補版』
【歴史資料】№10317 木曾街道69次(国芳) 太田藪医了竹  
【美術工芸作品】№139《木曽街道六十九之内太田》、№1354《木曽街道六十九之内太田》
【展示情報】特別展示2016「岐阜県博物館協会創立50周年記念事業 街道/ネットワーク 特集展示 道を行く」