美濃加茂事典
岐阜県下新十名所(ぎふけんかしんじゅうめいしょ)
 1927(昭和2)年8月、新愛知新聞の企画によって選定された岐阜県内の10の名所。同年5月に全国的な熱狂の中で決まった新日本八景の選定後、地方の新聞社により各県でも名所選定の動きが広がった。「岐阜縣下新十名所」の募集は8月から始まり10月に締め切られたその結果、市域では「日本奥ライン小山観音」が3位(得票数37万7773通)に、「瑞林寺」が5位(得票数36万9871通)となった。新聞社では紙面に特集を組み、石柱を建てるなど新たな名所づくりに力を入れた。
【図書資料】№26086『風景の大衆化と「郷土」-大正から昭和初期の「日本ライン」をめぐって-』
【展示情報】企画展2015「ラインの風景展」企画展2019「瑞林寺500年のはるかな旅展」