美濃加茂事典
會津八一(あいづやいち)
 1881(明治14)年、新潟県に生まれる。東洋美術史家、書家、歌人として名高い。坪内逍遙が新潟で行った東京専門学校の巡回講演に感動。早稲田大学を卒業後、早稲田中学校での英語教師を経て、早稲田大学で1926(大正15)年から東洋美術史を担当する。早稲田中学校で勤務していた頃に坪内逍遙から親交を深め、逍遙は後援者となって會津の研究や東洋美術の収集活動を支援した。『逍遙選集』の題簽、逍遙が熱海に建てた別荘・双柿舎の入口に掲げてある木彫扁額、双柿舎内に建つ逍遙の筆塚の字などを揮毫した。
【図書資料】№15606『會津八一 -人生と芸術-』、№19161『會津八一と早稲田大学 <早稲田大学創立125周年記念企画展>』、№23798『最後の文―會津八一の世界』
【歴史資料】№2426『坪内逍遙・會津八一(図録)』、№2501『坪内逍遙事典』、№2923『坪内逍遙 會津八一 往復書簡』
【展示情報】企画展2016「モノを蒐(あつ)めるまなざし 早稲田大学會津八一記念博物館蔵のコレクションとともに」企画展2017「絵を通して見る坪内逍遙」企画展2020「早稲田大学・美濃加茂市文化交流事業「墨伝う思い 書を通して知る文人 坪内逍遙」」