美濃加茂事典
円空作木造薬師三尊像(えんくうさくもくぞうやくしさんぞんぞう)
 美濃加茂市蜂屋町広橋にあった円空仏。三尊形式であり、薬師如来と、脇侍の日光菩薩、月光菩薩の3体がある。貞享時代(1684~1688)のもっとも簡素化された作風を代表するもので、大きさの割には省略された像であるが、その穏やかな表情は見る者の心を癒してくれる愛らしい三尊像である。昭和51(1976)年、市有形文化財に指定。現在は美濃加茂市民ミュージアムに寄託。
【基本図書】『市史/民俗編』p366
【図書資料】№18『美濃加茂の文化財―改訂版―』、№326『蜂屋の歴史』、No.3501『市民のための美濃加茂の歴史』p96、№16081『美濃加茂市民ミュージアム紀要 第5集 2006』杉浦綾子「加茂の円空仏について」、№17951『みのかもの円空仏 改訂版』(美濃加茂ふるさとファイル№12)
【データベース】「美濃加茂市の文化財」指定文化財一覧 円空作木造薬師三尊像(市指定)
【展示情報】企画展2005「廻国・円空―加茂をとおりて―」、常設展示室「円空も味わった蜂屋柿」