美濃加茂事典
龍安寺(りょうあんじ)
 美濃加茂市伊深町にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は碧雲山。昔ここにあった臨済宗南禅寺派の永安寺という寺の跡を継いで延宝年間(1673~1681)のはじめに再興されたものといわれる。正眼寺の四隣寺の一つ。享保15(1730)年、近くの卜雲寺の寺領より鐘が発見された。その銘文から至徳元(1384)年、当時の美濃の守護土岐義行が永安寺に寄進していたものとわかり、現在では鐘楼門に吊り下げられている。それぞれ梵鐘は県重要文化財、鐘楼門は市有形文化財に指定されている。
【基本図書】『市史/史料編』p892~899、『市史/民俗編』p414,415
【図書資料】No.3501『市民のための美濃加茂の歴史』p112
【歴史資料】№7316「碧雲山什物調牒 龍安寺」
【歴史写真】№618「8.17集中豪雨(竜安寺)」
【データベース】「美濃加茂市の文化財」指定文化財一覧 梵鐘《銘鴻鐘》(県指定)、「美濃加茂市の文化財」指定文化財一覧 鐘楼門(市指定)