サイトマップ

TOP >展覧会 >過去の展覧会一覧 >平成15年度(2003)展覧会一覧 >「美濃加茂にサイやゾウがいた頃」展

「美濃加茂にサイやゾウがいた頃」展


 地層と化石はタイムカプセル
 美濃加茂盆地の瑞浪層群(蜂屋累層、中村累層、平枚累層)は砂や泥でできた地層で、古生物化石の宝庫です。
 テーマになっている大型のほ乳動物であるサイやゾウの化石は、この時代(2400万年前〜1800万年前)のこの地域の豊かな自然をイメージさせてくれます。1993年に今渡ダム下流の木曽川河床で、中村累層の砂岩層からサイの足跡化石が発見されましたが、これはカニサイの生活を知る上で大変貴重な手がかりとなっています。このほかに、この大森林や草原には様々な動物が生きていました。ウマ、シカ、バグ、ビーバー、ネズミの仲間などのほ乳動物、は虫類のカメ、コイ科を中心とした淡水性魚類、淡水性の貝類、カイメンの仲間、昆虫などの化石が見つかっています。
 1994年の木曽川の大渇水では、美濃加茂市御門町の木曽川河床で化石林が発見されました。これは、太古の森林の様子を残しており、この場所に樹木がうっそうと繁っていたことを教えてくれる現地性の化石なのです。
 このように地層や化石は太古の世界をみごとによみがえらせるタイムカプセルといえます。身近にみられる地層や岩石、そして化石を調べて太古の美濃加茂盆地の大地や生物の様子を科学的に探ることにします。
日 時 7月10日(木)〜8月31日(日)
休館日は、7/14・7/22・7/28・8/4・8/11・8/18・8/25・8/26
ところ みのかも文化の森・美濃加茂市民ミュージアム
観覧料 一般300円(200円)、小中学生150円(100円)
( )は20名以上の団体料金、かるちすとくらぶ会員

関連事業
■記念講演会とシンポジウム
期 日 8月9日(土)
場 所 美濃加茂市民ミュージアム 緑のホール
  • 記念講演会「発見・なぞ解き・復元 −東濃地方の古生物について−」
    時間:10:00〜、講師:糸魚川淳二氏(豊橋市自然史博物館館長 名古屋大学名誉教授)
  • シンポジウム「瑞浪層群の古環境 −中新生の美濃加茂盆地・陸域の古環境を探る−」
    時間:13:00〜、講師:「瑞浪層群の古環境」について古生物学的研究成果の課題提起

■自然観察会「美濃加茂の地層探険」
期 日 7月20日(日)13:30〜
場 所 市内とその周辺
内 容 化石の出る地層などを見学し、美濃加茂盆地の古環境を探ります。
参加料 300円
定 員 20名/事前の申し込みが必要(6/22〜7/6)

■ペープサート「ほねほねきょうりゅうのほね」
期 日 7月26日(土)14:00〜15:30
場 所 エントランスホール
内 容 恐竜の骨化石を発掘し、博物館へ展示する物語。親子で楽しめます。
参加料 無料
定 員 120名

■ミュージアムトーク「美濃加茂にサイやゾウがいた頃」展
期 日 7月12日(土)、8月3日(日)各日とも(1)11:00〜、(2)14:00〜
場 所 企画展示室
内 容 日本語による、展示解説を行います。
参加料 企画展入場料

■子ども講座「化石発掘体験」
期 日 8月6日(水)10:00〜
場 所 瑞浪市とその周辺
内 容 瑞浪市で化石発掘体験
参加料 500円
定 員 20名/事前申し込みが必要(6/20〜7/10)

■自然観察会「地質と岩石観察」
期 日 8月23日(土)13:30〜15:30
場 所 市内とその周辺、工芸室
内 容 岩石や鉱物、化石などをしらべ、美濃加茂盆地の古環境を探ります。
参加料 300円
定 員 20名/事前の申し込みが必要(7/26〜8/9)

■アートな1日講座「化石レプリカ」
期 日 8月24日(日)10:00〜12:00
場 所 工芸室
内 容 アンモナイト・三葉虫などのレプリカを作ります。
参加料 500円
定 員 20名/当日申し込み

トップ