美濃加茂事典
いわし(いわし)
 このあたりでは新鮮な生のいわしではなく、干した「丸干し」が主に食べられていた。大晦日の年越しのごちそうとして、「山の講(ヤマノコウ)」の時のドンド(大きな焚火)で焼かれ、子どもの楽しみの一つでもあった。節分には、焼いたいわしの頭とともに鬼の顔と「十三月」と書いた短冊を木の枝に刺し、戸口に飾り、邪気を払うおまじないとした。身は節分のごちそうとなった。

【基本図書】『市史/民俗編』p105
【図書資料】№6643『美濃生活絵巻』(上)p104