美濃加茂事典
河村るみ(かわむらるみ)
 1980(昭和55)年、長野県生まれ。2017年、当館の現代美術レジデンスプログラム「芸術と自然」で紹介。自分自身が生きているということの思索を身体で表現するアーティスト。積み重ねていく時間を身体で視覚化する河村るみの表現は、時が過ぎ去り存在が見えなくなったとしても、その場にいた人や起こった出来事のすべてが消えてしまうわけではないという、ほのかな希望を伝えてくれる。美濃加茂での滞在制作では、死の直前に見る風景を思い森の中でパフォーマンスを行い、記録映像を撮影した。また、生涯学習センター四階から撮影した美濃加茂の町の映像を撮影、展覧会ではそれらの複数の映像を組み合わせた空間構成を試みた。
【図書資料】№22075『きそがわ日和 川と町アートプロジェクト2012』、№25983『河村るみ』
【展示情報】企画展2017「河村るみ When I am laid in earth -私が大地に横たわるとき-」