みのかも文化の森も含めてミュージアムは、展覧会やイベント・講座などの催し物が注目されますが、それ以外の世界はあまり知られていないと思います。地域にある資料を集めて守り、それを整理してデータベースを作り公開していくこと。それらをもとに調べたり専門的に研究したりすること。講座や子どもたちの学びのための教材、展示を伝えるためのツールを作ること。時間と手間はかかりますが、いずれもミュージアムにとって欠かせないことで、それがベースとなって様々な展示や催事へ結び付いていくのです。地味であまり表に出てこない、「蓄積」の仕事とも言えるでしょう。
　少し日常が戻って再び開館できるまで、この休館中、みのかも文化の森は、次への「力」をたくわえています。日々「やっている」できごとを、「森の日記」で随時お伝えしていきます。