美濃加茂市の指定文化財
小山観音(こやまかんのん)
区分: | 市記念物 |
種別・種目: | 名勝 |
時代: | |
大きさ: | |
所在地: | 下米田町小山 |
所有者(管理者): | 小山寺 |
指定年月日: | 1975年(昭和50年3月22日) |
解説
下米田小山地先、飛騨川の中の島にある堂宇を含む景観が景勝地として美濃加茂市の指定名勝となっています。もとは陸続きでしたが、昭和14(1939)年の今渡発電所の建設によって水位が上がり、現在は橋で行き来をするようになっています。本尊の馬頭観音は7年目ごとに開帳となる秘仏で、この像は下米田町山本に供養塔がある若名御前(木曽義仲※の母)の守り本尊であったともいわれています。 子授けの観音として名高く、また養蚕の神として人々の崇敬を集めています。旧暦の2月の初午には祭礼があり、例年大きな賑わいを見せます。
- 木曽義仲…源義仲。平安末期の武将。2歳の時、父義賢(よしかた)が義平に討たれた後、木曽山中で育てられたため、木曽次郎(義仲)という。
- 美濃加茂事典No.268「小山観音(こやまかんのん)」