美濃加茂事典
座馬井邨(ざんませいそん)
 1916(大正5)年、加茂郡古井町生まれの書家。1936年、岐阜県師範学校本科二部卒業。第2回美濃加茂市美術展で市展賞受賞。太田の祐泉寺で書の教室を開き、後進の育成に努める。岐阜市へ転居後も美濃加茂教室は継続した。1957年、日展初入選。1973年、日本書芸院大賞受賞。第14回、18回日展にて特選受賞。第26回日展審査員。第20回日展を区切りにして、以後殆どは自詠歌を題材にした。清明な感性をうかがわせる優美さが高く評価された。2004年、紺綬褒章受章。美濃加茂市美術展では第3回(1957年)頃から第57回(2012年)まで書の部の審査員を続けた。2015年逝去。
【作家情報】座馬井邨
【図書資料】№2868『座馬井邨書作展』、№11039『座馬井邨 書の世界』、№17193『座馬井邨「うたと書に遊ぶ」』、№19869『座馬井邨書作集 うたと書に遊ぶ(2)』
【美術工芸作品】№21《庭紅葉(自詠)》、№22《西行の歌》、№23《鵜川(自詠)》、№24《良寛の歌》、№25《雲たるる(自詠)》、№26《暁の歌(自詠)》、№27《白梅(自詠)》、№28《万葉歌「きのうこそ」》、№29《万葉歌「さざなみの」》、№30《虚子の句》、№31《万葉歌「山上憶良の歌」》、№32《五所平之助の句》、№33《原石鼎の句》、№34《虚子の句》、№70《朝の道(自詠)》、№71《木斛(自詠)》、№78《万葉歌「ももしきの」》、№79《霧ふくむ(自詠)》、№88《大地震(自詠)》、№326《万葉歌「わがせこを」》、№327《万葉歌「大伴宿」》、№328《清水比庵の歌》、№329《京の冬(自詠)》、№330《長良川(自詠)》、№331《万葉歌「かきこゆる」》、№332《万葉歌》、№333《薪能(自詠)》、№334《たぎつ瀬(自詠)》、№335《さきさかる(自詠)》、№336《書とともに(自詠)》、№337《篝火(自詠)》、№338《新春(自詠)》、№339《おにしだ(自詠)》、№340《四季の歌(自詠)》、№341《辰年(自詠)ほか一首》、№342《辰年(自詠)ほか一首》、№393《絹紙よし(自詠)》、№394《余白の美(自詠)》、№395《月下美人(自詠)》、№396《老桜(自詠)》、№397《貞心尼の像(自詠)》、№398《小式部内侍の歌》、№399《岡麓の歌》、№400《温故知新(自詠)》、№401《良寛(自詠)》、№402《朝のよろこび(自詠)》、№403《乾隆古墨(自詠)》、№404《墨の飛沫(自詠)》、№405《茂吉の歌》、№406《茂吉の歌》、№445《朝のしじま(自詠)》、№446《一日一作(自詠)》、№447《若葉道(自詠)》、№448《人を恋ひ(自詠)》、№449《心のまほらま(自詠)》、№450《霊峰富士(自詠)》、№451《けやきの上(自詠)》、№452《長良の清流(自詠)》、№453《小鳥囀る(自詠)》、№454《虚子の句》、№455《比庵の歌》、№456《万葉歌》、№457《左千夫の歌》、№474《良寛の歌》、№512《美濃加茂市役所 庁標》、№590《吉井勇の歌》、№708《良寛の歌》、№731《自詠 生きつぎて》、№872《秋桜子の句》、№873《自詠 歩く幸》、№883《欅道》、№884《万葉歌 月よみの光に》、No.1734《窪田空穂の歌》、No.1735《万葉の歌 渡津海の》、No.1988《春呼ぶ使者》、No.1989《丙子帖》、No.1990《沙羅の花》、No.1991《充実の 他三首》、No.1992《名にしおはば(万葉集)》、No.1993《さくらかげ》、No.1994《朝起きて》、No.1995《墨ふゝむ》、No.1996《安心と(モリゾー)》、No.1997《今の世は八卦》、No.1998《北原白秋の歌》、No.1999《美濃加茂市長宛書簡》