ミュージアム
コレクション
美濃加茂市には、多様な分野のバラエティーに富んだ数多くのものが保管、展示されています。ここでは、その中から一押しの収蔵品たちを紹介します。
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現在地
ミュージアムコレクション
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弥生時代後期~古墳時代前期 為岡遺跡
パレススタイル土器
赤く彩色された美しい土器。名前はギリシャのクレタ島から出土した「宮廷式(きゅうていしき)土器」に由来します。弥生時代後期から古墳時代初頭にかけて濃尾平野を中心に見られ、美濃加茂市では、下米田町の為岡(ためおか)遺跡や亀淵(かめぶち)遺跡などから出土しています。
関連情報
美濃加茂事典No.706「パレス・スタイルどき(ぱれす・すたいるどき)」
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8世紀~9世紀頃
羊形硯
(ようけいけん)
動物の形をしたユニークな硯(すずり)のなかで、羊をかたどった珍しいものです。1992年、尾崎遺跡(みのかも文化の森敷地内)から、奈良時代と推定される羊形硯が1点出土しました。硯が使用される場は役所、寺院などに限られていたため、この遺跡の性格や意味を考えるうえで貴重な資料といえます。
関連情報
美濃加茂事典No.707「羊形硯(ようけいけん)」
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天正10(1582)年6月 土橋平尉(重治)あて
明智光秀書状
織田信長が討たれた本能寺の変(天正10年6月2日)の10日後に明智光秀が出したこの書状は、変の背景を探るうえで極めて重要なものです。宛先の土橋平尉とは、紀伊国北西部で、反信長勢力であった雑賀衆(さいかしゅう)のリーダーであった土橋重治(つちばししげはる)のことです。文末に「御返報」とあり土橋からの手紙に対する光秀の返事であることがわかります。
関連情報
美濃加茂事典No.513「明智光秀(あけちみつひで)」