森の道草
 足元や頭の上にも目を向けていきたいと思い、文化の森のまわり、美濃加茂市の中など、身近な、あたりまえで、ふだんはあまり目にとまらないかもしれない動植物などをご紹介しています。
 ただし、道草をするので不定期更新、動植物を守るために場所は明らかにしないことがありますので、ご承知おきください。
ホオノキの花が咲き始めました。
2016/05/11No.18
 南駐車場近くのホオノキの白い花が咲き始めました。
 昨晩から今朝にかけての雨で少し花弁が落ちてしまっていますが、これから開くつぼみもあります。この2、3日がピークと思われます。

 
今年も咲きます
のんびり里山観察会の1回目を開催しました。
2016/05/07No.17
 今年度1回目ののんびり里山観察会を開催しました。
 この観察会は今年で3回目、毎年1回目は「里山の恵み」を観察し、暮らしの中で役立つ植物や危険な植物などについて知る機会としています。

 この時期は昨年から、大量のイモムシに出会います。テングチョウの幼虫のほか、今日はヒオドシチョウの幼虫(写真のイモムシ)も大量に発生しているのを確認しました。

 
とげは痛くないんだよ。
お互いにびっくり。
2016/05/06No.16
 あすの里山観察会の下見をしに、出かけました。
 昨年の同じ時期、イモムシが木々の葉を食べる音(この地域の方ですと、オカイコサマがクワの葉を食べる音、というほうがすんなりイメージできるでしょうか)が耳に入ってきました。


 そんな中、ムカデが登場。
 文化の森の建物の中でも死んでいる姿を見かけましたが、ここにもいました。

 「見つかってしまった!」という雰囲気のあわてて逃げる様子をパチリ。
 意外と足がはっきり写ったので、足の本数を数えやすいです。
ムカデ
この木の葉が、活躍する季節になりました。
2016/05/05No.15
 朴葉寿司(ほおばずじ)に使われるホオノキの葉も、新しい葉の緑が濃くなってきました。
 文化の森の南駐車場そばにホオノキがあります。
 今年は多くのつぼみがついています。昨年5月12日に咲いた様子を撮影していますので、今年もそろそろ・・・、今週末の土日頃に白い花を咲かせるのではと楽しみです。



 写真には4つのつぼみがありますが、分かりますか?
ホオノキ つぼみ
記念物
2016/05/04No.14
 市内にはいくつかの天然記念物がありますが、昨晩の強風による影響がないか、手分けして調べに出かけました。
 
 美濃加茂市指定の天然記念物、森山のオオクワ、下米田町諏訪神社の大杉、ともに元気な様子でした。

 ほかの天然記念物も無事でした。 
 5月の青空の下、どの樹木の緑も大変美しく、ぜひご覧いただきたいです。
諏訪神社の大杉
森山のオオクワ
アオムシを…
2016/05/03No.13
 朝の展示室の確認、開場の時間、まゆの家のそばにあるカキノキにアオムシをくわえたトリがやってきて、アオムシを枝に何度も打ちつけていました。
 
 トリはシジュウカラ、胸からおなかにかけての黒い模様がまるでネクタイのようです。ヒナのえさにするのでしょうか、それとも自分で食べるのでしょうか。
 ほかの生き物の命をもらって生きている、そんなことを感じた時間でした。
シジュウカラ
藤色が目に飛び込んできます
2016/04/27No.12
 この時期、フジの仲間の花の藤色が目に飛び込んできます。
 
 心落ち着く色、と思いませんか。
フジの仲間 20160427
今年もがんばれ!
2016/04/26No.11
 昨年、初めて文化の森にツバメが巣をつくり、無事にコドモツバメも巣立っていきました。

 今年も、昨年と同じ場所で巣作りを始めたカップルがいます。
 無事に卵を産み、ヒナがかえり巣立っていくことを見守りたいと思います。
つくりはじめ 4月26日
いろいろ
2016/04/23No.10
 シロツメクサの、白緑色の線もいろいろな出方があります。文化の森の敷地にあるシロツメクサをいくつか見て回りました。
 同じ「シロツメクサ」でも、ひとつひとつ微妙な違いがありました。

 いくつか、赤くなる部分のあるシロツメクサも発見。
20160423シロツメクサ いろいろ
赤い!
2016/04/20No.9
 文化の森の時計のある芝生広場に出現した、赤い葉をもつシロツメクサ。
 帰化植物図鑑によると、赤褐色の斑紋(はんもん:まだらの模様)が出るとも書かれています。どうもシロツメクサの変種のようです。
 どんな花が咲くのか、ちょっと気になります。 
20160420シロツメクサ
ひっそりと咲いていました。
2016/04/19No.8
 市内の動植物の調査の一環で、美濃加茂自然史研究会の方と出かけました。
 テングチョウ、モンシロチョウはもちろん、キアゲハやコツバメ、ハンミョウの仲間など多くの生き物に出会うことができました。
 
 歩いている中で、ひっそりとイワカガミの一群に遭遇!少し花のピークに出会えなかったのか、花が白っぽいです。来年は盛りの時期を目指したいと思います。
20160419イワカガミ
蜂屋川で
2016/04/16No.7
 蜂屋川にいる魚の調査にでかけ、アゲハに出会いました。
 じっとしていて、なかなか動かなかったので、結構近づくことができ撮影した1枚です。なぜじっとしていたかと言うと、用を足している最中で、おしりからぽとり、ぽとりとしずくが。失礼しました。
アゲハ
道草…ほかの地域でみつけたすてき
2016/04/13No.6
 11日の月曜日に別の地域へ調査にでかけたときに出会ったコツバメ。
アセビにとまっているところを撮影しました。拡大してみたら、なんとアセビの花の穴に、上手にストロー(口吻…こうふん)を入れて蜜を吸っていました。
4月11日に出会ったすてき
エノキの若葉が出始めました
2016/04/12No.5
 文化の森の南駐車場に向かう散策路の途中にエノキの若木が生えています。いつも森の中へ入るときに目にとまるエノキですが、ここ数日でぐんと新しい葉が出てきました。
 エノキの葉はオオムラサキやタマムシ、テングチョウ、ヒオドシチョウ、ゴマダラチョウなど多くの昆虫のえさとなります。

 写真は4月9日に撮影したエノキの若葉。さっそく何かの昆虫のえさとなったようです。
4月9日のエノキ
春なのでサクラ 満開です
2016/04/09No.4
 文化の森の北側にある森のふち、ウワミズザクラが満開になりました。
 昨年よりも少し花の量が少ない様子。近づかないと、白い花を見ることができません。
 たくさんの昆虫が蜜をもとめてやってきています。
満開です
牛牧のサクラ並木
2016/04/07No.3
三和町から伊深町にかけての富加七宗線の川浦川に沿って植えられているサクラ。
かつて地元の方が植えられたそうです。
満開を少し過ぎ、上流のサクラは一部葉が出ていましたが、サクラの木の下でお昼を食べる家族や写真撮影に来市されている方がいました。

雨の前の一枚です(2016年4月6日午後1:00)。
20160406 牛牧のサクラ並木
春なのでサクラ
2016/04/03No.2
ミュージアムニュースvol.81で紹介しました、ウワミズザクラ(バラ科)。
葉がでたあとに花が咲く、ほかのサクラとは少し順番が違うサクラです。房になって咲く白い花がすてきです。

各地からサクラ満開の知らせがはいってきますが、この文化の森のそばにあるウワミズザクラは、本日はまだ「開花宣言」はできそうにありませんでした。
20160403 ウワミズザクラ
「森の道草」始めます。
2016/04/03No.1
 足元や頭の上にも目を向けていただきたと思い、これまで文化の森の情報コーナーでひっそり紹介してきた「森の道草」コーナーをwebでも行います。
 文化の森のまわり、美濃加茂市の中など、ふだんはあまり目にとまらないかもしれない、動植物などをご紹介していきます。

 ただし、道草をするので不定期更新、動植物を守るために場所は明らかにしないことがありますので、ご承知おきください。