森の道草
 足元や頭の上にも目を向けていきたいと思い、文化の森のまわり、美濃加茂市の中など、身近な、あたりまえで、ふだんはあまり目にとまらないかもしれない動植物などをご紹介しています。
 ただし、道草をするので不定期更新、動植物を守るために場所は明らかにしないことがありますので、ご承知おきください。
ひいらぎいわし
2021/01/19No.158
 2月2日の節分に向けて、生活体験館(まゆの家)の玄関にひいらぎいわしを掲げました。

 ヒイラギのするどいトゲが動物除けになります。
 (本物は焼いたイワシの頭をつけるのですが、ここでは、手作りしたイワシ)

 
ひいらぎいわし
2021年はじまりました。
2021/01/05No.157
 縁起の良いものとして、お正月飾りなどにも登場するセンリョウ。
 文化の森には、赤い実のセンリョウが自生しています。

 日陰なので、少し実が少なめ。
センリョウ
2020年は本日まで。
2020/12/27No.156
 みのかも文化の森、年内は本日が最終日です。

 新しい年も、
 引き続き、道草ができますように、
 みんなが笑顔になれますように、
の願いを込めて、まゆの家(生活体験館)のナンテンの実。
 
 野鳥も実を食べているようで、2週間前に見た時よりも、赤い実が減っていました。トリも元気。
ナンテンの実
秋も深まりました。
2020/11/22No.155
 文化の森の周りには、クサギの木が生えています。
 夏の暑い時に咲く白い花は、良い香りがします。秋も深まり、クサギの実の藍色とガクの赤い色の対比が目立つようになりました。


 「クサギの実はとてもすてきな、色に染まるんだよ。あの色は良い。」
と、あるボランティアの方からクサギのことを教えていただいたことを思い出します。
クサギの実
アサギマダラを確認!
2020/10/17No.154
 ミュージアムニュース99号の森の観察日記にもご紹介しましたアサギマダラ。
 小学校の子どもたちと理科の学習に出かけた先で蜜を吸っている姿を確認しました(2020年10月15日)。

 道から離れたところにいたので、ピンボケなのが残念です。
 早く文化の森のあたりまでこないかなぁ。
アサギマダラ
スズメウリ
2020/10/03No.153
 常設展示室のもようがえを行い、それにあわせて、本日おさんぽツアー「森の生き物」を開催。
 参加者の皆さんと常設ん展示室から森の中へ出かけたところ、スズメウリの実を発見。まだ実は緑色でしたが、白い花弁5枚の花がひっそり咲いていました。

人気者
文化の森20周年 
2020/10/01No.152
 文化の森20周年の今日、秋晴れの良い天気です。

 そろそろ旅するチョウなどが通過するのではないか、と気にしていますが、まだこのあたりには来ていない模様です。

 まゆの家のサンショの実が色づいてきました。
 実の写真を撮っていましたら、背景にアゲハの幼虫がいることを発見。大きくなあれ。
文化の森
サンショ
ノウサギのフンを確認
2020/09/13No.151
 芝生広場に大量のイモムシが発生して約1週間、その間芝生広場は立入禁止となり、南の森のヒノキの伐採作業を行いました。

 人の出入りがなかったからでしょうか。ノウサギのフンが芝生広場に!2017年1月21日に降った雪にノウサギらしき足跡がありましたが、やはり森の中どこかにいるようです。

 
フン
芝生広場
2020/08/30No.150
 芝生に元気がないのは、連日の暑さのためだと思っていたのですが、どうも違っていたようです。
 昨日の午後、芝生に大量のイモムシがいることに、スタッフが気付きました。
 
 のびている芝や草にびっしりついているスジキリヨトウ。

(写真は2020年8月29日に撮影)
芝生のむし
風に揺れる
2020/08/16No.149
 体温に近い、体温を超える気温の日が続いています。
 森の中の木陰も蒸し暑く感じます。

 そんな中、穂の長いエノコログサの仲間を見つけました。
 ムッとする熱い風に吹かれて、ゆらゆら。
エノコログサの仲間
雨が続きます。
2020/07/25No.148
 今年は梅雨が長引き、カラッと晴れるひが少なく雨の日が続いています。森の中の散策をや芝生広場に、いろいろな種類のキノコが生えています。

 今日であったキノコの仲間。
 雨に濡れそぼった地面に白い星が広がっている、そんな印象を受けました。
地面のほしぞら
タガメ
2020/07/03No.147
 数を減らしてきているタガメ。
 文化の森の近くの小学生の男の子からの寄贈のタガメです。「珍しいので文化の森に」と持ってきてくださいました。ありがとうございます。


 まだ一年中水があり、水草の生えている環境がある証拠です。
タガメ
少しだけ涼しげに
2020/06/27No.146
 芝生広場のすみで、ネジバナが咲いています。
 
 小さな花を拡大すると、まるで氷菓子のような姿。
ネジバナ
街路樹のヤマモモ
2020/06/19No.145
 文化の森の周囲の街路樹にヤマモモが植えられています。
 雌雄株ですので、実の付く木、付かない木があります。モモというけれども、モモの仲間ではありません。


 実が色づきはじめた木がありました。
 雨に濡れ、少しつややかです。
 
ヤマモモ
クワノミもたくさん
2020/06/10No.144
 かつて美濃加茂では養蚕(ようさん)が盛んでした。
 
 カイコの幼虫のエサとなるクワの木が文化の森にも生えています。今、芝生広場の南側のクワの木に実がついています。生でもジャムにしても食べられるクワノミ。

 今はメジロやスズメなどの小鳥が実をついばみに来ています。
 
 
クワノミ
ホタルの時期です
2020/05/30No.143
 6月も近づいてきました。三和のゲンジボタルが市の指定天然記念物になっています。今年もたくさん飛ぶことを祈っています。


 写真は5月27日に確認をした美濃加茂市内のとある場所で確認をしたゲンジボタル。
ゲンジボタル
休館中のお仕事(5)
2020/05/21No.142
 頭骨の標本整理に着手しました。
 ウサギやキツネ、テン、シカなどの頭骨やフン、体毛など、寄贈いただいた資料です。
 動物の種類によって少しずつ形が異なります。大きさも、実際の頭部よりもずいぶん小さいこと、全体が軽いことに驚きます。今から40年近く前に採集されたものもありました。
頭骨標本
休館中のお仕事(4)
2020/05/14No.141
 風に吹かれてもしっかりシロツメクサにしがみつて飛ばされないようしているツバメシジミに出会いました。
 はねもボロボロですが、まだまだ力強さを感じた瞬間です。


 休館の時間を利用して植物の標本を作っています。(採集した植物は、新聞紙にはさんで押し葉にするのですが、毎日新聞紙を取りかえなくてはいけません。うっかり忘れてしまうことのないように。)

 採集をしに出かけた森の中で。
ツバメシジミ
休館中のお仕事(3)
2020/05/09No.140
 十分乾燥した、ゴマダラチョウの標本です。

 約2年前のゴールデンウィーク、休日を利用して出かけた時、たまたま民家の生垣で休憩しているところを採集しました。エノキに集まる昆虫を集めていた時で、見つけた時は、心臓がドキドキしたことを思い出しました。


 採集データを書きこんだ台紙を作らなくては。
ゴマダラチョウ
休館中のお仕事(2)
2020/04/24No.139
 昨日に続き、ほ乳類や鳥類のはく製の整理をしました。
 1点1点に番号を付与、鳥類やほ乳類などの羽毛や体毛に、文化財にとっての害虫がつかないようビニルでラッピングして収蔵庫へ収納しました。

 写真のタヌキは2018年2月に死亡していたところを拾得したメス。
 冬の寒さの一番厳しい時期なので、少しほっそりしています。
タヌキ