森の道草
 足元や頭の上にも目を向けていきたいと思い、文化の森のまわり、美濃加茂市の中など、身近な、あたりまえで、ふだんはあまり目にとまらないかもしれない動植物などをご紹介しています。
 ただし、道草をするので不定期更新、動植物を守るために場所は明らかにしないことがありますので、ご承知おきください。
サンショウの枝に
2019/05/18No.118
 まゆの家のそばに生えているサンショウの木。伝承料理の会のみなさんが講師となる四季を食べる講座などでも香りと彩りを加えてくれるサンショウです。

 毎年ここで育つアゲハの仲間がいますが、今年もいました。
 
 おおきくなあれ。
まだ大きさは1センチ程度
アオスジアゲハの姿が。
2019/05/05No.117
 高いところを飛び回るアオスジアゲハ。森の中のシロツメクサの蜜を吸いに来たところに出会うことができました。
 
 夏のようなここ数日の暑さを一瞬忘れるような青が、目に飛び込んできました。
アオスジアゲハ
生き物が動き始めました
2019/04/21No.116
 暖かくなってきて、いろいろな生き物の姿をよく見かけるようになりました。

 芝生広場に咲いているタンポポにもお客さま来訪。
 
タンポポと
市内の池で
2019/01/24No.115
 ずいぶん道草をしてしまいました。

 北風の強い中、講座の下見で訪れた市内のため池でであった生き物も寒そうです。
 数種類のカモの仲間が池で泳ぐ姿をしばし一緒に観察。

 外来のヌートリア。
市内の池で
ナナホシテントウムシ
2018/05/18No.114
 調査にでかけた木曽川沿いの中之島公園で出会ったナナホシテントウムシ。

 脱皮したばかりなのか、翅の色もナナホシの黒色も薄い色あいでした。

 
ナナホシテントウムシ
びっしりと・・・。
2018/05/11No.113
 文化の森のまゆの家の近くには、ウメの木が2本植えてあります。1本は赤い花、もう1本は白い花が咲きます。

 白いウメの木の上のほうにまったく葉がついていないので、おかしいなと思い近づいてみたところ、びっしりと赤茶色と白色のものがついていました。タマカタカイガラムシというウメやリンゴなどにつくカイガラムシの仲間のオスとメスでした。

 いっぱいついていることにぞわぞわしながらも、すべて枝の地面側についていて、日光の暑さを避けていると思われる賢さに感心してしまいました。
タマカタカイガラムシ
サクラの実
2018/05/10No.112
 森の中を吹き抜ける風が心地よい季節です。

 4月には、文化の森の南駐車場の南の草地にサクラが咲いていましたが、今は実がついています。
 下から見上げると、緑色の葉と赤、黄、黒の実の色合いが美しいです。
今日の出会い
2018/04/26No.111
 昨日までの雨の跡を見ながら、市内に調査に出かけました。
 4月も終わりですが、今日はツマキチョウ、キチョウ、シロチョウ、モンキチョウ、ルリタテハ、アゲハの仲間などに出会えたほか、ウスバシロチョウにも出会うことができました。

 ふわりふわりと飛ぶ姿は、暑い日ざしを一瞬忘れさせてくれます。
ウスバシロチョウ
つつじがきれいです。
2018/04/06No.110
 山地に生えるツツジの花も見頃です。
 写真はコバノミツバツツジ(2018年4月5日に撮影)。おしべが10本あります。

 紅紫色の花は少し離れた所でも、目立ちます。ハチの仲間が蜜を吸いに頻繁にやってきていました。
コバノミツバツツジ
山ノ上のサクラも満開です。
2018/04/01No.109
 各地でサクラの便りが聞こえ、例年よりも早く満開となったとのことです。周囲に植えられた記念のサクラたちととともに、岐阜県指定天然記念物の山ノ上のサクラも、満開でした。

 ありがたいことに、サクラに通じる道を地区の皆様が草刈りをしてくださっていますので、近くまでいくことができます。
 

山ノ上のサクラ 2018年4月1日現在
ツバキの花
2018/03/14No.108
 まゆの家の南側の雑木林に、ツバキが植えてあります。ここのツバキの花が少しずつ咲き始めました。

 赤、白、桃色。
 少しだけ春らしい雰囲気がします。

 
ツバキの花(拡大)
今年度 最後の大人の観察会で
2018/03/13No.107
 2018年3月10日は、2017年度最後の大人のための植物観察会で、蜂屋を歩きました。蜂屋連絡所から北の方へ歩くと、ツクシやフキノトウ、スミレの仲間など、春の植物に出会うことができました。

 そして暖かい陽気に誘われて、成虫で越冬したテングチョウも参加!
 太陽の日を浴びて充電しながら、ふわりふわりと飛んでいました。
テングチョウ
ヤママユの仲間のまゆ
2018/02/23No.106
 講座の下見にでかけた山之上で見つけました、ヤママユの仲間のまゆ。

 枯れた枝で、明るい緑色のまゆがとても目立ちました。
まゆ
ヒレンジャクを確認
2018/01/26No.105
 1月号の「広報みのかも」でご紹介したヒレンジャクが観られるとのたよりをいただき、観に行ってきました。くちばしに氷を付けた個体もいました。

 
 頭のふさふさ(冠羽)や尾の先の色を広報と見比べていただけたらと思います。
ヒレンジャク
カキの実にたくさんのトリがやってきます。
2018/01/21No.104
 南駐車場の近くに生えているカキ。今日はヒヨドリがやってきていました。
 
 柔らかくなったカキをついばむ数羽のヒヨドリの姿を見ることができました。
 
ヒヨドリ
フキノトウを見つけました
2018/01/16No.103
 一年で一番寒い大寒(だいかん)が近づいてきました。
 文化の森の森の中も、冬のはりつめた、きりりとした空気が感じられます。

 でも確実春はそこに。フキノトウを見つけました。
フキノトウ
2018年は本日から
2018/01/04No.102
 2018年、文化の森は1月4日の本日から開館しています。

 朝9時前、まゆの家の東側の日陰で見つけた霜柱。昨年のものほどの「もりあがり」は見られませんが、寒さが厳しくなってきていることを感じます。

 今年も、のんびりのんびり道草をしていきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いします。
2018年 初は霜柱
ソヨゴの実
2017/12/28No.101
 この時期、赤い実をつける樹木は多いですがその一種にソヨゴがあります。
 まゆの家の玄関にある門松にもソヨゴの一枝が。この門松は佐野一彦の「伊深日記」を参考にしたものです。

 このあたりの門松には、ソヨゴ(別名フクラド。福が来るという意味)を添えたとのことです。


 文化の森は、年内は12月28日まで、1月は4日から開館です。
ソヨゴ
ヒサカキの実を食べに
2017/12/23No.100
 ヒサカキの黒い実がひっそりと、しかし鈴なりについています。

 朝はメジロが、お昼近くにはシロハラがついばみに来ていました。シロハラの食事風景をパチリ。
ヒサカキと
木石、またの名を珪化木
2017/12/07No.99
 文化の森にも展示している木の化石の「珪化木(けいかぼく)」。
 みのかもの子どもたちの間では、「木石(きいし)」と呼ばれ、親しまれています。「アスファルトやコンクリートに文字や絵を描いて遊ぶよ」と。

 試しに書いてみました。
 はっきり、きれいに書けました(書いた後は、消しておこう)。
珪化木