森の道草
 足元や頭の上にも目を向けていきたいと思い、文化の森のまわり、美濃加茂市の中など、身近な、あたりまえで、ふだんはあまり目にとまらないかもしれない動植物などをご紹介しています。
 ただし、道草をするので不定期更新、動植物を守るために場所は明らかにしないことがありますので、ご承知おきください。
まゆの家のウメ
2017/01/05No.78
本日は、二十四節季の小寒(しょうかん)。
これから節分まで本格的な寒さの日が続くと言われています。


しかし、植物はもう次の季節の準備にとりかかり始めているようです。
写真は、昨日のまゆの家の紅梅の様子。赤い花が楽しみです。
ウメ
文化の森、2017年は本日から
2017/01/04No.77
 6月に白い花をつけていたまゆの家の前のナンテンには、今真っ赤な実がついています。

 花も少ないこの季節、多くのトリも魅了する赤い実を、とてもあたたかく感じます。
ナンテン
年の瀬に(他の地区のすてき)
2016/12/28No.76
 文化の森は、年内今日までの開館です。

 三和町内へ調査に出かけて見つけた、今の時期ならではのすてき。積まれた石の間から生えていました。
 つやつやした赤い実が魅力のマンリョウは、トリもついばみに飛んできます。


 夏に咲く、白い花も魅力的。
 
マンリョウ
ふっかふかです。
2016/12/17No.75
 文化の森の北側の森、アベマキやコナラなどの落葉の木々が生えています。今森の中は、落ち葉がたくさん。
 歩くたびに、かさかさっと音がします(10月ごろは、アベマキヤコナラなどドングリの落ちる音がしましたよ!)。

 
 ふっかふかの冬の森をお楽しみいただけます。
 (残念ながら、写真ではそのふかふか感がうまく伝わりませんが。)

 
昨日の森の写真です
ひっつきむしの季節ですね11(他の地区のひっつきむし)
2016/12/07No.74
 コセンダングサによく似た、アメリカセンダングサ。これも化石林公園で出会いました。

 2本のとげを拡大すると、逆向きの「ひっかかり」が付いています。
 自分に「ひっついてしまった」タネの姿をとらえることができました。
アメリカセンダングサ
ひっつきむしの季節ですね10(他の地区のひっつきむし)
2016/12/06No.73
12月3日に化石林公園に標本採集に出かけたときに出会いました、オオオナモミ。ひっつきむしの代表格ですね。とげとげの先端が逆向きになっていてこれにひっつきますが、ひっついても「するり」ととれます。
 


 文化の森周辺にも数年前までありましたが、まだ今年は見つけることができていません。
オオオナモミ
12月のチョウ(他の地区のすてき)
2016/12/03No.72
 いろいろな植物のタネを集めに化石林公園へでかけました。



 暖かい日差しの中、ベニシジミやキチョウなど、数種類のチョウがふわふわ飛んでいました。
 雨、風の季節を過ごしてきたチョウ。久しぶりのキチョウは、翅の傷みも大きいですが、がんばってるよ、言いたげに被写体になってくれました。
12月のチョウ
12月になりました。
2016/12/01No.71
 毎朝通っている散策路の脇で見つけました、フユノハナワラビ。
(昨日も通った同じ道ですが、昨日は気づかず)。

 つぶつぶのアワのような胞子のうが目立ちます。




 ちょん、と指で触ってみたら、「ぶわっ」と胞子が飛びました。シダの仲間。
フユノハナワラビ
コナラの一生のはじまり
2016/11/27No.70
 文化の森の中には、コナラ、アベマキ、アラカシ、ツブラジイ、クリの5種類のドングリを見つけることができます。
 そして、地面に落ちたドングリは、さっそく新しい一生を始めます。

 コナラのすてきな姿を発見!(2016年11月25日撮影です。)
 大きくなあれ。 
 
コナラ
ひっつきむしの季節ですね9
2016/11/23No.69
 先週17日に出会ったひっつきむしのシロノセンダングサ。
 コセンダングサの変種です。

 花の少ない今の時期、白い舌状花が目にとまりました。
 
シロノセンダングサ
ひっつきむしの季節ですね8
2016/11/18No.68
 太郎洞池の南側にひっそりとかたまって生えていたチカラシバ。
「ブラシ」のように小さい穂が密集しています。

 図鑑などには「若い穂は紫色を帯びる」と書いてありますが、
これはずいぶん熟してきたのか、茶色です。

 「ブラシ」を構成する一つひとつの穂の根元に、やはりひっかかる
逆さ向きのとげがあります。
(写真は2016年11月17日)
チカラシバ2
ひっつきむしの季節ですね7
2016/11/17No.67
 文化の森の周りにはあまり生えていない、ひっつきむしの「キンミズヒキ」。
 ひとつひとつのタネの先は、フックのようにかぎ状になったひっかかりができます。

 7月から10月ごろが花の時期、黄色い花が咲きます。
キンミズヒキ
ひっつきむしの季節ですね6
2016/11/15No.66
 文化の森の周りにもたくさん生えているコセンダングサ。
 するどい二つの先端のとげはよく見ると、逆向きの「ひっかかり」がついています。

 これも帰化植物。
 写真は三和町内で出会ったコセンダングサです。背景に少し色づいた木々の葉の色がぼんやり見えます。
コセンダングサ
ひっつきむしの季節ですね5
2016/11/13No.65
 ひっつきむしの代表格、北アメリカ原産のアレチヌスビトハギです。実の表面に、面ファスナーのようなかぎ状の毛がついているのは、ヌスビトハギと同じですが、こちらは実が4つ、5つ、と多くつくのが特徴。

 いろいろな動物や人の衣服に簡単にひっつきます。


 
アレチヌスビトハギ
ヤマハギの上に
2016/11/11No.64
 昨晩、このあたりは雨が降りました。
 
 朝日を浴びた、ヤマハギの上の水滴が大変美しかったので。
水滴
ひっつきむしの季節ですね4
2016/11/06No.63
 葉がササに似ているササクサ。大人のひざからももくらいの高さに成長します(写真は高さ10センチメートルくらいの小さな株です)。

 このひっつきむしもやっかいです。

 「ひっつきむし」の部分の先端に小さなざらざらする芒(のぎ)があり、これが衣類や動物の毛にひっかかります。
このひっつきむしは途中で2つに分かれるようになっていて、引っ張ってとろうとすると先端の芒の方が衣類に残ってしまい、選択しても残っていることも…。

ササクサ
拡大
ひっつきむしの季節ですね3
2016/11/04No.62
 文化の森のいろいろな場所に生えている、チヂミザサです。
 葉がササに似ていて、ちぢれているためこの名がついていますが、このひっつきむしはやっかいです。
 
 長い「芒(のぎ)」があり、これにひっつきむしとなる「ねばねば」がついています。ひっついた服にも、とろうとした指も「ねばねば」になってしまいます。
チヂミザサ
ひっつきむしの季節ですね2
2016/11/02No.61
 私たちの衣服や、動物にくっついて移動するひっつきむし、ヌスビトハギです。2つずつペアになった実の表面に、面ファスナーのようなかぎ状の毛がついています。
 顕微鏡でみると、面白いです。


 もう少し、季節が進むと茶色く色づきます。

ヌスビトハギ
ひっつきむしの季節ですね
2016/11/01No.60
 カレンダーも残り2枚となりました。

 木や草に実がつき、タネができる季節。文化の森にもたくさんの「ひっつきむし」がいます。

 これは芝生広場のハギと一緒に生えていたイノコヅチ。小さな「苞(ほう)」が動物の毛や服の繊維にひっかかって移動します。
イノコヅチ
他の地区のすてき
2016/10/26No.59
 この時期、川の上流・中流の様子を実際に観察しに行く学習が、小学校5年生の理科の単元であります。
 伊深の牛牧、木曽川の堤防沿いで、川の様子、転がっている石や周囲の様子について観察します。


  秋らしくなってきた空の様子を。
秋の空