森の道草
 足元や頭の上にも目を向けていきたいと思い、文化の森のまわり、美濃加茂市の中など、身近な、あたりまえで、ふだんはあまり目にとまらないかもしれない動植物などをご紹介しています。
 ただし、道草をするので不定期更新、動植物を守るために場所は明らかにしないことがありますので、ご承知おきください。
木曽川の水鳥
2022/03/12No.198
 調査に出かけた木曽川には、オオバンやカルガモ、サギの仲間など多くの水鳥がいました。

 撮影したうちの一枚。ほぼシンメトリーなカモたちの姿。
かも
オオイヌノフグリ
2022/03/04No.197
 日当たりのいい場所に、オオイヌノフグリの青い花が咲いている姿を見ることがあります。
 
 この写真に写っている石のまわりにもたくさんのオオイヌノフグリが咲いていました。もう少ししたら、チョウチョも飛び回るかな。
オオイヌノフグリ
遠くの山がきれいです
2022/02/24No.196
 市内に調査に出かけた時、遠くの山々が目に入りました。
 冬は空気が澄んでいるため、遠くまで見通せます。
 白い雪をかぶった姿が空の深い水色に映え、とても美しく感じられました。
 

 森のタワーからの撮影の写真です。
御嶽山
恵那山
まゆの家の紅梅
2022/02/20No.195
 今朝の生活体験館・まゆの家の前の紅梅の様子。
 つぼみがようやくふくらみはじめてきました。

 過去の写真を探すと、2017年2月14日には花が開いているので、今年は少し開花が遅いようです。

 

 昨晩の雨のしずくとともに。

 
紅梅
ナズナの花
2022/02/09No.194
春の七草(セリ、ナズナ、ゴキョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)の一つ、ナズナの花が咲きはじめました。

白い花弁の花が、茎のてっぺんにかたまって咲きます。まだ寒い時期のためか、葉や茎の色が赤みを帯びていました。

別名、ぺんぺん草。タネができるまで、もう少しです。
ナズナ
2月の文化の森の森
2022/02/02No.193
 1月の終わりから2月にかけ、気温の低い日が続いています。

 「生活体験館 まゆの家」の前庭の紅梅のつぼみが膨らみ始めてきました。

 まゆの家前の雑木林にビワの大きな木が生えています。梅雨時にだいだい色の実をつけるビワ。花は秋の終わりから冬にかけて咲きます。

 ちょうど咲き終わりの頃の花を撮影しました。
 白い花弁が、冷たい空気を受けてぴんと張りつめているようです。
白いビワの花
市内の雑木林の中で
2022/01/19No.192
 先週降り積もった雪は、文化の森周辺では溶けてほとんどなくなっていますが、市内北部の日の当たらない場所には、まだ残っていました。
 
 写真は、地域の皆さんが手入れをされている雑木林の中。

 ノウサギの足跡がくっきり残っていました。写真の下、真ん中のあたりから右上へ、そして右上の角から左に向う足跡がありました。





 他にもタヌキと思われる足跡も見つかりました。
 寒いけれども、動物たちは元気。
足跡
雪の日の文化の森
2022/01/14No.191
 昨日からの雪、今朝も降り続いていました。
 
 少し日が当たり始めると、芝生の上の雪は溶けてきました。
 


 
 木の枝や葉に少し積もった雪がきれいです。
雪の日の文化の森
2022年は本日から開館しています。
2022/01/04No.190
 2022年になりました。本日から文化の森は開館しています。
 今年もどうぞよろしくお願いします。


 森の散策路の途中に生えていたマンリョウ。とてもたわわに実がついていました。
マンリョウ
2021年は本日まで。
2021/12/28No.189
 昨日から降り続いた雪。
 1枚目は朝一番の芝生広場の風景です。

 雪が降った次の日は、森の中にいる生き物の気配を見つけることができます。今回も哺乳類の足跡がありました(近くに人の足跡がなかったので、人と一緒に暮らしている生き物ではないはず。)





 2021年は本日28日までの開館。2022年は1月4日からの開館です。
朝一番の様子
生き物の気配
赤い実の一つ
2021/12/26No.188
 この時期、赤い実のつく木が多くあります。
 
 写真は12月12日の講座で見つけたセンリョウ。マンリョウとともに縁起の良い木と言われ、お正月飾りなどにも登場します。

  
センリョウの実
生き物の気配
2021/12/21No.187
 12月12日に開催しましたわくわくクラブ「4タネで遊ぼう」で、北の森の植物のタネを探して観察しました。

 今の季節、ドングリ以外にも、センリョウ、マンリョウ、ヒサカキ、サンキライなどいろいろな植物に実がついていて、果肉をむくとタネが出てきます。

 ジャノヒゲにも青い実がつきます。中のタネは地面に投げつけると、ポーンとはずみ、まるでゴム玉のようです。

 このジャノヒゲですが、少し葉が同じ長さに刈り取られたようになっています。二ホンノウサギが食べた跡。



 この森にもいるようです。
(写真は2021年12月12日撮影)
食べた跡
ヘクソカズラの実
2021/12/11No.186
 文化の森のまわりにはいろいろな木の実や草の実などをみることができます。

 写真はヘクソカズラの実。
 夕日があたり、黄金色に輝いています。ヘクソカズラはちょっと独特なかおりがしますが、花の色合いは美しく実もこのような色になります。




 つる性の植物なので、リースなどにくるくると巻きつけるのもすてき。
ヘクソカズラの実
ツクバネのタネ
2021/12/04No.185
 くるくる回転しながら落ちていくタネの一つ、ツクバネ。来週12日に行うわくわくクラブで、このタネの落ち方を模した工作を行うので、実物を採集しに加茂郡へ出かけました。

 どのタネも枝の先に付き、自分の付いていた木に引っかからないよう、そして風を受けやすいようになっているところにも、植物の知恵を感じました。
ツクバネのタネ
葉脈についた霜が美しい もみじの仲間
落ち葉のきれいな季節になりました。
2021/11/26No.184
 森の中を歩くと、カキの葉、サクラの葉、ムクロジの葉など、いろいろな葉の色がかわり、地表に落ちています。

 そんな落ちている葉に擬態する昆虫も多くいます。
 先週、森の中でであった、クロコノマチョウ。翅の裏がこげ茶色です。そばのアベマキやコナラなどのドングリの落ち葉と似た色をしています。


 ちょっと目を離すと行方を見失ってしまいます。
クロコノマチョウ
サルトリイバラの実
2021/11/21No.183
 いろいろな木の実がみられる季節になりました。

 文化の森の北の森で見つけたサルトリイバラの実。
 ルリタテハの幼虫が好むこの木にも、赤い粒の大きな実がついていました。
赤い実
朴葉の裏の様子
2021/11/12No.182
 「秋見つけ」に来た小学校1年生の子どもたちと一緒に、森の中を歩きました。
 5月には緑色の葉だったホオの葉は、すっかり様子が変わっています。

 茶色く、カサカサになった葉の裏をそっと触ると、春とかわらずふわふわしています。
 写真は朴葉の裏を「虫メガネモード」で撮影した様子。フェルトのように細かい毛がびっしり生えていました。ふわふわの理由が見つかりました。
ふわふわ
トリの羽
2021/11/06No.181
 小学生の子どもたちと一緒に、秋見つけの学習をしました。森の中には、アラカシやツブラジイ、コナラなどのドングリのほか、チャノミやナンテンなどの実も見つけることができます。
 カキの葉も、良い色に色づいてきました。


 まゆの家の近くで子どもたちが見つけたトリの羽です。あざやかなヤマブキ色がきれいでした。
トリの羽
カキの葉
2021/10/30No.180
 家の周りの木々の中には葉が色づきはじめているものもあります。

 文化の森のまゆの家に植えられているカキも、実が色づいてきましたが、葉も少しずつ色が変わってきました。


 一枚の葉に色々な色が入っています。
カキの葉
気温差のひらきの大きな日が続いています。
2021/10/22No.179
 朝晩と昼間の気温差が大きくなりました。朝早くと夕方に見かける昆虫の数が少なくなってきました。
 お昼近く、太陽の日が暖かくなる時間には多くの種類のチョウやハチの仲間が飛び交います。
 
 
 生活体験館(まゆの家)のツワブキに来たセセリチョウの仲間。
 口吻(こうふん)という蜜を吸うストローを伸ばし、ツワブキの蜜を吸っています。 
チャバネセセリ