森の道草
 足元や頭の上にも目を向けていきたいと思い、文化の森のまわり、美濃加茂市の中など、身近な、あたりまえで、ふだんはあまり目にとまらないかもしれない動植物などをご紹介しています。
 ただし、道草をするので不定期更新、動植物を守るために場所は明らかにしないことがありますので、ご承知おきください。
ようやくの青空
2016/07/05No.43
 みのかも健康の森に調査に出かけました。
 ネムノキの花は終わりかけで、実もつきはじめていました。


 梅雨の合間の晴天、ネムノキも元気いっぱいの様子。
ネムノキと空
足跡
2016/07/02No.42
 2回目の「のんびり里山観察会」で、山之上町の「里山」の生き物を観察しました。大変暑い日でしたが、チョウやカナブン、カタツムリなど多くの生き物に出会うことができました。

 姿はなくても足跡が!
 地元の人たちを悩ませるイノシシの足跡です。

 片足だけですが、わりとくっきり形が残っていました。
20160702
正面顔
2016/06/29No.41
 雨の降る前、チョウも必死に蜜を吸い飛び回っていました。

 ベニシジミの蜜を吸う姿を撮影できました。
 かなり近づいても逃げなかったベニシジミ。

 おなかがすいていたのでしょうか。
 
 
ベニシジミ
ねじねじねじ
2016/06/26No.40
芝生の中、まゆの家の庭にネジバナの姿を見かけるようになりました。

 ネジバナ

小さな桃色の花がつき、花がぐるぐるとらせん階段のようにつくことからその名で呼ばれています。
ネジバナ
道草…ほかの地区のすてき(雨の日2)
2016/06/25No.39
 昨日見つけたすてきの続きです。

 ガマです。2週間ほど前にも同じ場所を訪れたときのガマは上部(雄花群)が黄色、下部が緑色(雌花群)でした。
 
 茶色のガマの穂になるまでには、まだしばらく時間が必要なようです。
 
ガマ
道草…ほかの地区のすてき(雨の日)
2016/06/24No.38
 雨が降り始めた午後、市内に調査に出かけました。
 降り始めだったためか、ツバメシジミやキチョウ、セセリチョウの仲間に出会うことができました。

 そんな中、ベニシジミを撮影。普通に草原でみられるチョウですが、このだいだい色がなんとも暖かく感じます。
ベニシジミと雨の水玉
さわやかに。
2016/06/21No.37
「難を転ずる」とのごろから縁起の良い樹木として、庭木として植えられることの多いナンテン。
 いま、小さな白い花をつけています。冬の赤い実も印象的ですが、この蒸し暑い時期に、白い花もさわやかに目に映ります。




まゆの家の庭で出会えます。(2016年6月18日撮影)
ナンテン
実がつきました
2016/06/17No.36
 5月に、エゴツルクビオトシブミがオトシブミを作っていた頃に白い花が咲いていたエゴノキ。このエゴノキに実がつきました。サクランボのタネほどの大きさの実は、サポニンという殺虫成分を含みます。


 秋になる果皮が脱げ、トリがタネをつつきに来るようです。
 トリの姿が見られることも楽しみにしたいです。
(写真は2016年6月16日撮影)
エゴノキの実
雨の中でも
2016/06/16No.35
 梅雨らしい、しとしとと雨の降る一日です。

 雨の日の森の様子を見に行くと、ヤマトシジミが1匹忙しそうに飛び回っていました。
 なかなか晴れの日はカメラにおさまることのないヤマトシジミですが、今日は撮影を許してもらえました。


 翅の模様がよく分かります。

 
ヤマトシジミ
道草…ほかの地区のすてき
2016/06/15No.34
 小雨の中、伊深の調査に出かけました。
 偶然にもナナフシの仲間に遭遇。この直前、このナナフシはクモの巣に引っかかっていましたが、無事に脱出。


 エノキの葉の上で、ほっと一安心の様子です。

 
ナナフシ
ひらひら舞っていました
2016/06/14No.33
 カフェの前、散策路のヤマハギの近くをシジミチョウの仲間が舞っていました。今日見かけたのは、ウラナミシジミ。翅の裏がなみなみの模様です。


 小刻みに飛ぶシジミチョウの仲間。文化の森の周辺にもたくさんいそうです。
ウラナミシジミ
6月のアベマキ(ドングリの仲間)
2016/06/12No.32
 文化の森の周辺にみられるアベマキは、ドングリの仲間のひとつです。ドングリコマにして遊んだり、動物たちの食糧となったりします。
 写真のアベマキは、もじゃもじゃの殻斗(かくと)がまだ薄緑色をしています。これは昨年に誕生したもの。アベマキのドングリは2年かかって大きくなります。

 
 今年はたくさんのアベマキが実るのではないか、と思われるほどたくさんの殻斗を見つけることができました。

 秋が楽しみです。
アベマキ
ざわざわざわ
2016/06/11No.31
 フォレスタクラブの1回目があり、森の中で標本にする植物を採集しました。
 葉っぱのついていない木もあるねぇ、と話していてたらなんと、チャドクガが…。ふわふわの白い毛に触らないように、クラブのみんなとそっと観察をしました。



 黒やオレンジ、白、薄緑色といろいろな色の体をしていました。

 
オチャノキに
葉っぱのかたちをとってみました。
2016/06/10No.30
 拓本をとる方法で、葉っぱのかたちをとってみました。

 まだ試作品なので、墨をつけすぎたところ、下に敷いた紙のすじがついてしまったところもありますが、なかなか、きれいに葉脈がうつしとることができ、ちょっとうれしくなりました。
コシアブラダブル
ホタルブクロ
2016/06/03No.29
 ホタルブクロが咲いています。
 

 この花の中にホタルを入れて遊んだことから、その名前がつけられたとも言われています。
 
 そろそろホタルも飛び始めるでしょうか。
20160603 ホタルブクロ
色づいてきました
2016/06/01No.28
 かつてこの地域でも盛んであった養蚕。オカイコサマのえさとなるクワに、実がつき、色づき始めました。

 順番に色づいていき、白から赤、黒と色が変わるにつれて熟していく実です。


 鮮やかな緑色の葉の間から、赤い実が目にとまります。
クワの実
そっとさわってみてください
2016/05/31No.27
 常設展示室に、新資料の展示コーナーができました。
 「さわってみよう」のコーナーです。

 今はアンモナイトを展示しています。そっと触ってみてください。目を閉じて触ってみてもいいですよ。


 たまに展示替えもしたいと考えています。お見逃しなく…。
展示室
こんなところで・・・
2016/05/26No.26
 文化の森の東駐車場、監視カメラの穴の中でスズメが巣を作り、子育てをしているようで、「チュン、チュン」と鳴く声が聞こえてきます。
 偶然、エサを運んできたところを撮影できました。

 人の生活と結びつきが強く、人里近くで繁殖、生活するスズメ。



 無事に巣立つまで、見守りたいです。
スズメ
いいことがありますように。
2016/05/23No.25
 休館日の文化の森を散策。いつもよりも野鳥の鳴き声がよく聞こえるような気がしました。
 文化の森の芝生広場の一角に生えているシロツメクサには、四つ葉がたくさん出ている株があります。文化の森にお出かけの時にぜひ探してみてください。




 皆様にいいことがありますように。
20160523 いいことが
「食べられたみたい」の主を発見
2016/05/21No.24
 「食べられたみたい」:ハギの葉を食べた生き物を発見。
 たくさん葉の裏など、見えないところに隠れていました。
 コフキゾウムシというクズやハギなどマメ科の仲間の葉を食べる昆虫です。

 コフキゾウムシをアップで撮影したら、ハギの葉の表面の様子が驚くほどくっきり写すことができ、その「毛深さ」にもびっくり。
コフキゾウムシ