森の日記
四季を食べる講座「豆料理」
2013/06/16No.88
今日は、四季を食べる講座で「梅・塩漬けと豆料理(1)」が開催されました。
2回続きの講座で梅干しづくりは、今回、“塩漬け”まで。次週2回目の講座の中で“しそ漬け”をします。
また、あわせて豆料理もつくりました。メニューは、青豆ごはん、かぼちゃのいとこ煮、大豆のおろしあえ、大豆のおやつ など です。
豆もいろいろなメニューにアレンジできるものですね。
豆には、ダイエット効果もあるとか・・・。豆を食して、健康でマメな身体でありたいですね。

四季を食べる講座は「伝承料理の会」のボランティアさんのご協力により、月に1~2回ほどみのかも文化の森で開催されています。
事前申込みが必要なものもあります。
詳細は、文化の森HPの講座・催物やミュージアムニュースなどでご確認ください。
本日のメニュー
講座風景1
講座風景2
豆ごはん
フォレスタくらぶ
2013/06/15No.87
6月15日(土)にフォレスタくらぶ「ホネから復活①」の講座が開催されました。大昔に生きていた動物の骨から、どんな姿をしていたのか想像して、紙粘土で動物を作ってみようという講座です。クラブの会員資格は小中学生20名で、みんな真剣なまなざしで試行錯誤しながら作品を作っていました。次回は7月20日(土)に「ホネから復活②」として続きの講座が行われ、形作った動物に色をぬって作品が完成するという流れになります。今年度の申し込みは終了しましたが、来年の4月に募集がありますので、小中学生のみなさん、ぜひ入会をお待ちしています。
フォレスタくらぶ写真
芝刈り
2013/06/14No.86
明日からの週末にむけ、また、雨の降らぬ間に、と思い芝刈りをしました。
2週間ほど前に刈ったばかりですが知らぬ間に「芝」というより、「草」が伸び放題でした。
刈る前と刈った後のビフォワー、アフター 違い分かりますか。
芝刈り作業
ビフォワー アフター 分かりますか?
第26回美濃加茂市美術連盟展を開催しています。
2013/06/09No.85
絵画や書、写真や工芸など市美術連盟会員の皆さんの作品が展示されています。
あわせて、特別展として遠藤恒樹日本画展も開催されています。
会員の皆さんの作品は89作品、遠藤恒樹氏の作品は25作品と、大変、見ごたえがあります。
サークル・同好会の紹介もあり、興味のある方はこの機会に、はじめてみるのも良いのではないでしょうか。
16日(日)には当館緑のホールにて午後2時からの総会終了後に、遠藤恒樹氏のお話「日本画について」もあります。
展覧会は、16日(日)まで〈最終日のみ午後4時終了〉開催しています。
展覧風景1
展覧風景2
ご案内
施設内にも自然がいっぱい!!
2013/06/07No.84
文化の森で美草会主催による山野草展示会が6月8日(土),9日(日)の両日開催されます。美草会の山野草展は春,夏,秋の年3回開催されており、会員さんが大切に育てた盆栽など力作が紹介されます。みのかも文化の森は森に囲まれた施設ですが、施設内にも緑が広がっている光景を楽しむことができます。まだ見たことのない方は、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。
会長さん
山野草①
山野草②
森の中のアート
2013/06/06No.83
誰が制作したのか分かりませんが、森の中に枝を使ったオブジェがあります。
落ちていた枯れ木や枝をうまく組み合わせて、幻想的なアートとなっています。
何をイメージして創られたのか、勝手に想像して題名など付けてみるのも楽しいですよ。
様々なアート
大作です!
文化の森でいろいろな消防設備を学びました
2013/06/02No.82
5月に文化の森で市内の4つの小学校が消防設備について学習しました。文化の森には大切な作品が展示(収蔵)されていて、それらを守るために様々な消防設備があります。子どもたちは、当館の消防設備に興味津々で、メモを取りながら職員の説明を真剣に聞いていました。文化の森では、職員による年2回の消防訓練も行っており、職員も来館者の皆様もいざというときに冷静な行動がとれるように知識を深めていきたいですね。
消防設備説明
ササユリの花などが咲き始めました
2013/06/02No.81
文化の森に植えてあるササユリが咲き始めました。工芸室の前にあります。
今は二輪が他の株に先駆けて咲いています。これから見頃を迎えます。
他にも生活体験館の横にある花菖蒲が咲き始めました。これらの花は、文化の森を花のある場所にしたいという願いで、市民の方が植えられたものです。
自生しているものでは、クリの花が咲いています。雄花は淡い黄色で細長く、よく目立ちます。独特の匂いが周り一帯に広がっています。クリの花が咲くとクワガタムシがそろそろ出現する頃で、子どもの頃はいつもワクワクしていました。
10月頃になるとクリは小粒の実をつけます。この地域では山に自生して生えるクリのことをヤマグリと呼んでいます。人工でつくられた品種よりも小粒ですが、甘くて美味しいクリです。かつてはお正月のカチグリとして用いられていました。遠くはこの地にすみついていた古代人たちもこのクリの実を楽しみに待ちわびていたことでしょう。(H M)
ササユリ
ササユリ
花菖蒲
ヤマグリ
ヤマグリ
昨年落ちた、ヤマグリの殻斗(かくと/イガ)
蚕(かいこ)
2013/05/30No.80
今、生活体験館(まゆの家)で、蚕が飼われています。
特に、囲いもない「目棚(めだな)」または「蚕棚(かいこだな)」という棚に桑の葉と一緒に置かれています。
そして、ただ、ただ、ひたすらに桑の葉をむしゃむしゃと食べています。

養蚕用の蚕は、そこにいれば餌がもらえることが分かっているようで、逃げ出すことはないそうです。
ちなみに、野生の蚕は、餌を求めるために逃げてしまうそうです。
人間によって蚕の習性も変えられてしまった。ということです。
きっと、長い年月により飼いならされていったのでしょうが・・・。
不思議ですね。

頭を振り出すと繭づくりを始める合図だそうです。
予想では、明日とか。
2~3日で繭が完成してしまうので、ぜひ、繭づくりをこの週末にご覧ください。
目棚(繭棚)
無造作に置かれた桑の葉と蚕
食欲旺盛な蚕
森のコンサート「マリンバ」
2013/05/25No.79
今日は、森のコンサートが開催されました。
演奏されたのは、「マリンバアート∞インフィニティ」の3名の女性打楽器演奏者です。
曲目は多種多様で、マリンバを中心とした打楽器の軽快なリズムや、心地よい音色が観客の皆さんを引き込んでいました。
本物の「タイプライター」を使った演奏や、運動会をイメージしたメドレーやパフォーマンスなど、ユニークでとても楽しい演奏会でした。
また、今日は、お客様のアンコールに2回もお応えいただきました。

次回、森のコンサートは真夏の夜に「JAZZ」をお届けしたいと思います。
演奏風景
タイプライターを使った演奏
撮影会?
2013/05/24No.78
来年度の新規採用職員募集パンフ用として、フレッシュな職員をそろえて撮影を行いました。
今日は、雲ひとつない絶好の撮影日和。
モデルとなった皆の笑顔も太陽に負けないぐらいの明るさで、完成品に期待が持てます。
青空の下での撮影
ささゆりの開花まであと少し
2013/05/22No.77
ささゆりのつぼみも膨らみ、頭も垂れてきましたので、Mくんに手入れをしてもらいました。
ささゆりの花言葉は、『上品、可憐、清楚』だそうです。
開花は、おそらく6月頃かと・・・。
森の妖精を思わせるような、可憐な花を咲かせるまでもう少し。
その日まで、見守りましょう。
茎を支柱にひもで結い支えます。
膨らんだつぼみ
風鈴づくりの試作
2013/05/21No.76
風鈴づくりのワークショップを予定しています。
アートボランティアさんにもご参加いただき、風鈴づくりの試作を行いました。
泥を型に流し込みいろいろな工程を踏まえ、時間と手間のかかる作業ですが、型から風鈴の形のものを手のひらに取り上げた瞬間は感動ものです。
このあと、窯で焼いてひもなどを通して完成となります。
自分で作った風鈴から奏でる音色を聞くのが今から楽しみです。
みのかも文化の森では、みんなで制作した風鈴のアートも予定しております。
ワークショップの詳細は後日、お知らせします。
お楽しみに!
型からはみ出た泥の取り除き作業
型からの取り出し(感動の瞬間!)
風鈴の完成イメージ
黄金に輝くツブラジイ
2013/05/18No.75
初夏の風を思わせる中、文化の森ではツブラジイの花が咲き始めました。遠くから見ると黄金に輝いて見えます。
ツブラジイは常緑の広葉樹で、鎮守の森にふさわしい樹木です。文化の森では、大きな存在感を示しています。この時期、近くの山でも黄金に輝く山があったらきっとツブラジイでしょう。
ツブラジイ
フォレスタくらぶ “落款で作家気分”
2013/05/18No.74
フォレスタくらぶの活動がはじまりました。

今日1回目は、落款を作りました。
落款は、書や絵画に作家が自分の作品であることを印すために押している判です。
今回は、消しゴムを使って落款づくりに挑戦しました。
まず、本物の作品に押してある落款を実際に観て、学芸員から説明を聞きました。
作り方を聞いた後、デザインをし、彫って、ひとりひとり個性ある落款を作り上げました。

その後、現在、開催されている「堀江良一展」を作家の堀江先生の解説つきで観覧しました。
先生の熱のこもった解説にフォレスタくらぶのみんなも興味深々。

とても有意義なフォレスタでした。

※フォレスタくらぶは1年間に8回開催される体験活動に参加できるくらぶです。今年度の申し込みは終了しております。
説明を聞いてます。
落款づくりに挑戦①
落款づくりに挑戦②
堀江先生の解説付きで観覧
はたおり講座
2013/05/16No.73
今日は、2回目のはたおり講座がまゆの家(生活体験館)でありました。
参加者は初心者が対象ですが、みなさん、すでに美しい布を織り上げていました。
あと3回、講座が開催されます。
みなさん、ますます上達されることでしょう。
世界に一つしかない自分で織り上げた布。
完成が楽しみですね。
講座風景
1本の糸が布へと織り上げられています。
織り上げられる布は、ひとりひとり違います。
講座「お茶摘み」
2013/05/04No.72
5月3日、「お茶摘み」の講座を行いました。お茶の葉を摘み、番茶を作りました。
ボランティアの指導で新芽の摘み方をおそわり、どんどん摘んでいきます。その後、小さな枝や虫をとりのぞき、クド(かまど)のナベで炒って、むしろの上でもんで、つぎからつぎへと作業は進み番茶ができあがりました。そして昨年の番茶をいただきながら、ボランティアからお茶にまつわるお話を聞きました。
つやっとした緑の新芽のやわらかな感触やほろ苦い番茶の味、摘んだとき手についた葉のにおいなどなど…五感を使ってお茶摘みを楽しみました。
むしろの上で葉をもむ
100年の旅
2013/04/28No.71
4月26日に津田左右吉著『神代史の新しい研究』を市内在住のY氏から寄贈いただきました。Y氏は今から40年ほど前の学生時代に名古屋の古本屋でこの本を手に入れられたそうです。見返しには「森先生に 左右吉」と書かれ、蔵書印(森氏か)がありました。
『神代史の新しい研究』は大正2(1913)年刊行で、津田博士の中でも初期の著作です。古本屋に並ぶことはまれな書物です。津田博士の『文学に現はれたる我が国民思想の研究 貴族文学の時代』(大正5年8月)の序文を坪内逍遙が書いています。その中に「大正二年の暮れ(中略)私が最も多く心を惹かれたのは、ふと早稲田大学の図書館から借出して来て読んだ「神代史の新しき研究」(ママ)といふ一新著であつた。其観察の直截なのと、其論断の大胆なのが、爽新な印象を私の心に与へたばかりでなく、啓沃せられる所も多かつた。で、其時はじめて津田左右吉といふ著者の名を記憶に留めたのであつた。」と記しています。逍遙もこの著書に注目していたことがわかります。
さて、この書物の為書にある森先生は名前が書かれていないので、どの森先生に贈ったのか不明です。津田博士と関係のある森先生で考えられるうちの一人は「森達(もりとおる)」先生です。もし、森達先生だとすると当館にとってはとても意義ある資料といえます。森先生は津田博士にとって少年時代に教えを受けた尊敬する先生の一人でした。「学校の教科ではないが、フクシマの学校の時からモリ先生について漢籍を学んだことを、こゝに書いておかねばならぬ。(注1)」と森先生のことを書いています。また「モリ先生が辞職せられたのも(明治)二十二、三年のころかと思ふが、どうしてやめられたかは、これもまた知らぬ。スギ村の実家のやしきうちに、書斎を建てて、帰られてからは、そこにゐられた。(中略)帰省するには多くはスギの伯父の家にとまつたので、その時には大ていおたづねをした。(中略)『国民思想の研究』の「貴族文学の時代」をさし上げた時に下されたお手紙が、わたしへの最後のであつたと思ふから、大正六年ごろに亡くなられたであらう。(注2)」とあり、森先生の晩年まで交流があったことがわかります。このことから『神代史の新しい研究』も贈呈していたと考えられます。
大正2(1913)年に『神代史の新しい研究』が発刊され、ちょうど100年の時を経て寄贈を受けたことは、何かの運命を感じないではいられません。もし、森達先生の蔵書であったならば、100年前に津田博士の手から森先生へ。それから戦火をくぐり抜け、名古屋の古書店をわたりながらY氏のもとへ。最後に美濃加茂市へたどり着いたのであれば、奇跡的なことだと思います。長い旅の途中にどれだけの人の手に引き継がれてきたのかとても興味がわいてきます。
なお、蔵書印について今後調査していきたいと思います。(HM)

(注1)津田左右吉著『津田左右吉全集第24巻』「子どもの時のおもひで」(1965年)P43
(注2)同書P75

始まります!“WOODLAND GALLERY 2013”
2013/04/26No.70
いよいよ明日から『文化の森ギャラリー』が始まります。
現在、作家さんが文化の森のいろいろなところで、作品の制作や展示をしています。
森のすべてがギャラリーになる3日間。
多種多様なアーティストの作品がご覧いただけます。
日常にない空間を楽しんでみませんか。
新しい発見があるかも・・・。

4月29日(月・祝)まで開催。
最終日14:00~は参加アーティストが解説するギャラリーツアー(参加無料)も開催。
制作・展示中です
文化の森の花ごよみ
2013/04/20No.69
文化の森の周辺では、いろいろな花が咲き、新緑が色鮮やかになってまいりました。
遅咲きの桜から咲きはじめの藤の花まで見ごろを迎えています。
これが花?と思えるもの、同じ新緑でもそれぞれ違う色合いを楽しむことができます。
文化の森をぶらりと散策して春を感じてみてはどうでしょうか。
遅咲きの桜
文化の森の新緑
コナラの花
コナラ
生垣のドウダンツツジ
ホオノキの新芽
アラカシの花
スミレ
ヒメシャガ
ホトケノザ
フキ
ふきのとう
コハコベ
フジ